灰色のまち

ついさっきの出来事だ。


男と付き合った経験があるなら、ビアンって言わない方がいいよ


というようなことを仰る方がいた。


その方曰く、それで付き合う付き合わないになった時に揉めるらしい。女とね。


ここで言わせていただこう、そんなちっちゃい女こっちから願い下げだドアホ！


なに？ビアンの定義ってあるの？それにひとつでも当てはまらなければ、あなたはビアンじゃありませんってか。


随分若い頃から自分の性に関心がおありになり、大層ビアン界では名の知れたお方なのでしょう。


その『男と付き合ってた過去があるのに、始めに言わなかった！』とお怒りになる方は。

そんなに人の過去が気になりますか？


正真正銘のレズビアンでないとお付き合いしたくないと？


それはレズビアンである人が好きなのか、その人がすきなのか、どっちでもいいのか分からんな。


まあ、別にそうならそれでいいよ、いちいちめんどくせえなあとは思うが。
　



そもそもカテゴリに分ける意味が分からないんだが。


男と付き合ったことがあるなら、バイですって言った方がいいよ。なんて言ってましたが（笑）



なんでもいいじゃないか、そんなもの。


性的指向って、変わる人もいるし変わらない人もいる。


何かのきっかけや、ふとした拍子に今までのセクシャリティが覆されることだって、ある。


それでいいんじゃないの？


なんで『にわかビアン』とか、そういう言葉で同じビアンを差別すんの？ちっちゃい女だな！


差別されて苦しい、同性愛者であるばかりに社会は受け入れてくれない、なんて嘆くわりに


同じことをしているとどうして気づけないんだ、ほんっとちっちゃい女だな。




男と付き合ったことないビアン、これぞ完ビというものだ！


完ビ以外はビアンと認めることはできない！


だってさ。


なに？日本レズビアン協会(？)から認定をもらわんとビアンと名乗ってはいけないのか？


そういう小さいことにいちいち口を出す、おせっかいビアンははっきり言って好かん。




だからわたしは、パンセクと言っている。


都合いいんだ、これ。



誰を好きになっても文句言われんしな。誰を好きになる可能性だってあるしな。


きっとこれを『名のあるビアン』が見たら、キーーーーーッ！ってなるのかな？（笑）



人それぞれじゃないか、同性愛者である、または両性愛者・全性愛者であることを意識する瞬間ってのは。


早けりゃいいってもんでもないし、遅いからダメってわけでもないだろ。


わー、やったー！これで私の出会いの幅も広がったってもんだわ！と、なぜ喜べんのじゃ。


これだから狭い世界に早々とどっぷり浸かった人間（他を排除したがるヤツ）は・・・


その中にも、わたしと同じような考えの人もいるんだよ、もちろん。


一部がそうであるがばかりに、全体もそう見られてしまう。悲しいことだね。



えっ？！男と付き合ったことあるの？じゃあビアンじゃないじゃん！



そんな人を見つけたら、生温かい目でじっと見つめてみようと思います。





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