2012年05月09日

親としての自分

わたしには甥っ子がいる。兄弟の子どもだ。



それが、なんとも可愛いと思う。本当に心から可愛いと思っているんだ。




でも、自分の子どもを抱く日は来ないだろうという、漠然とした未来が描けてしまう。


先のことは分からないよ、アンタだって子どもを生む日が来るかもしれないよ、と友人は言う。


そう、先のことは分からない。もしかしたら、わたしにもそういう日がやってくるのかもしれない。


それでも、『描けない』というのは、わたしにとってはとても重要だ。



大抵のこと、つまり今考え得ることというのは、実現できるもんだ。


自論だけれど、それを頼りにわたしは今まで社会生活を送ってきた。


自分の中だけの改革は、そりゃあ読めない。分からない。


でも、自分を取り巻く環境や社会的立場、こと仕事に関しては『イメージ』が大事だと思うんだ。


想像できないこと、自分がどうなっているかをありのままにイメージできないことは実現できない。


逆を言えば、イメージできること、想像できること、その情景を手に取るようにイメージできれば


それは実現できることとして、わたしの中に自信という形で現れるもんなんだ。



少なくとも『今の』自分、現時点では想像ができない。


もっと言えば、子どもを育てるということは、いくらか想像ができる。


寧ろしてみたい、という漠然とした興味はある。


…こんなことを言うと、子育てナメんなよ、とか言う親たちはたくさんいるんだろうな。


その子育てに行きつくまでの、妊娠・出産というのが、とんでもなく想像できない。


想像しただけで、嫌悪感と違和感がものすごいんだ。


え、なんでわたしが妊娠しなきゃいけないの、出産しなきゃいけないの、大きいおなか抱えて


女性の特権を主張しながら生活しなきゃいけないの、意味分からん。という具合だ。



分からんのだよ、いったいなぜそういう感情を抱いてしまうのか。



でも、状況対応型だからな。もし万が一、この人だ!と思った人が男性で、結婚とか悪くないかも、


なんて気がしてきて、うわ妊娠しちゃったよとかなって、でも親も喜んでるしコイツも嬉しそうだし産むか。


っていうことも、あり得そうなんだ。



その時々の状況によって、自分を合わせていくのがとても得意で、嫌になる時もあるけどさ。


きっとこれはわたしを試してんだな、受けて立とうじゃねえか!…ただのドエムなのか?



まあ、何が言いたいのかっていうと、親としての自分が想像できないわけじゃない。


その親になるまでの過程が、想像できないだけなんだ。でもそれ、けっこう致命的。



今んとこ、現在のパートナーとは子どもなんて考えられん。


いや寧ろ、てめえが親になれるわけねえよ、このクソ男!と思っている。


だからたぶん、そろそろ終焉を迎えることになる。


そして、むくむくと湧き上がってきた女性への性的欲求が半端ない。


なので、きっともう男には目もくれず、おにゃのこ!おにゃのこ!!というのは、目に見えている。


でもそれが叶ってしまったら、またどうでもよくなる。それも目に見えている。


恋とか愛とか、どーでもいいやー。めんどくせー。それより仕事仕事!ってなる。絶対なる。



そしてまた何年かしたら、運命!これ運命!大好き!一生いっしょにいる!などと根拠のない自信によって


パートナーという存在を得ることになるのだろう。



わたしの思考回路や行動パターンなど、手に取るように分かるんじゃボケ。



だから、きっと成り行き任せ。


なるようになるさ、そしていつかどうせ死ぬんだ。それまで楽しく生きようじゃないか。




親、かぁ・・・。





+++

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この記事へのコメント
それじゃあ、hysさんの彼女はつかまえた!と思っても すり抜けてなかなか手に入れられないタンポポの綿毛みたいな人が良いですね***

真逆で同じにも程がある‥笑。経験も似てるかもです。

ゆっくり休んで下さいね~。
Posted by エルフっち at 2012年05月12日 21:09
>エルフっちさま

それが、タンポポの綿毛すぎると困るという性質を持ち合わせています。
あまりにもはぐらかされすぎると、これまた興味喪失。笑
適度な小悪魔度ならウェルカム、です。

そうなんですか、やっぱりそうなんですか。
真逆で同じ、あまり出会えないです。貴重。

これからもどうぞよろしく!
Posted by hyshys at 2012年05月15日 00:04
 
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    コメント(2)