2012年11月02日

好きだっていうけどさ

君はいつも的外れで、時々分からなくなる


まあ的は人それぞれで、こちらが狙っている的と


君が狙ってる的は全然違うものだって分かってるけど



それが少しも近くない、もしくは本当に反対側を向いているとすると


『楽しい』と共感し合えるものが少ないように感じるんだ



そうすると自然と気持ちは離れていって、いつしかお互いに自分の的を追いかけて


相手の的に興味すらなくなる、そんな日が来るような気がする


物質的な距離だとかそういうものは関係ない



ただ、お互いの持ち合わせているものがぴったりと合わない限り


長く続くものではないと思っている



例えば、一人はとても積極的に行動する人で、相手をぐいぐい引っ張ってゆく


それが性分でそうしなければ落ち着かない、それが自然な行為である


もう一人は、それに便乗することに喜びを感じて、一緒に楽しむ


それが苦でなく、むしろそのほうが性に合っている



そんな二人が紆余曲折ありながら人生を共にするのは、頷けることだと思う



どちらともが受け身で、どちらかが行動しない限りずっとそのままだとするなら


どちらかが変わる、もしくは自分の意に反して積極的にはたらきかけるようにしなければ


その二人はとても不自然なまま、居心地の悪い関係で居続けなければならない


そんなもの、長く続くとは思えないんだ


どちらかが変われば、また話は変わってくるんだろうけれどね




どちらにせよ、僕は何事も自分から積極的に動くタイプではない


気分が乗れば行動を起こす


したければする、したくなければしない、ただそれだけの人間だ


だから、待ってたってしょうがないと思うよ


僕は決して気持ちが乗らないのに行動したりしないから


相手から何かはたらきかけてきたとして、それを拒否することはそんなにない


受動的なことで言えば、わりとなんでも受け入れる


能動的に行動することが極端に少ないだけ



だから、というわけではないけれど



誰かに好かれたりすると、その人の一挙一動を観察するんだ


この人どれだけ僕のこと好きなんだろうってね


ああ、本当に好きで好きでたまらないんだなあ、って感じると自分も意識し出すかもしれない


駆け引きなんてされると、可愛いなあと思うし


でもね、あまりにも僕を好きすぎて、遠慮がましくされると一気に冷めるんだ


『いや、ダルそうだったから悪いなと思って』とか、そういうのを決め付けられていると感じる


今までもあったんだ、悪いと思って遠慮したならそれあとから言わないでよ、って思うこと


あくまでも僕の場合は


それを口にしたりはしない


その時に悪いと思って身を引いたなら、過去のことはいちいち口にしないんだ


だって『じゃあその時そう言えばいいじゃない、何?謝ってほしわけ?』なんて言わせたくないし


ってそんなこと言ったけど、実際は忘れているだけなんだ


あの時あんな思いをしたけど、今はこうして楽しいし、まあいいや


って具合にね



決して押しに弱いわけではないのだけど、押されたからって無理なもんは無理なんだけど


あまりにも押さなさすぎな人に、自分からはたらきかけることはしないよ、ってこと



好きっていうならそれなりのことすればいいのに


言っとくけど僕、本当の好きじゃなきゃ信じないからね


めんどうだもの、上辺だけの好き好きなんていらない





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Posted by hys at 19:00│Comments(0)独り言
 
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