2012年04月24日

感性

感性


それはみずのようなもの


(ある写真家さんの個展より)






ある写真家さんのことを思い出した



わたしの『感性』と彼女の『感性』が、否応もなく呼応し、惹かれたあの写真



好きとか愛してるとか、そういう次元を超えた何かを感じたあの写真



それを、こうして目で見て脳に焼き付けることができて、幸せだ


感性とは、とてもとても深い場所にある、いわば心の深淵のようなもの



もしかすると世界中の人間、地球上の自然、宇宙の真理にまで巡っているのかもしれない



それは、日常に溢れる他愛もない会話の中に、天から降る雨の中に、吹きすさぶ風の中に


色彩豊かな音楽の中に、咲き乱れる自然の中に、息づいているものだ



それは、わたしを通して見える、とても穏やかに流れる水のようなもの


それは、すべてのものを飲み込む、水のようなもの


雨が降り、大地に染み渡る


湧き出た水は、川へと流れ込み


海へ還り、天へ昇る



水の巡る旅は、どこか魂の旅と似ていて






そんな旅の一頁


そんな旅の欠片


追憶を呼び起こす、あなたの写真



わたしの旅の途中で、あなたに出会えた



あの写真に、惹き込まれ感応し、あなたに出会えた



感性と感性が触れ合う時



言葉では言い表せない何かが迫ってくる



穏やかで強い、何か



激しく緩やかな、何か



温かくて悲しい、何か



そんな、相反するものが一つになる感覚



あなたの写真には、その魅力がある





旅の途中で、出会えてよかった



Yukaさん また、お手紙書きます





***




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Posted by hys at 22:38│Comments(4)独り言
この記事へのコメント
ほう~*。°・*良いですねぇ そういう感性のぴったり会う人や物に出会えるのは。うちも その人の生み出したもの(作品とか本とか)に惹かれて その人に恋する事が多いです。その気持ちの延長が恋心になるみたいな。初恋は 小説家さんだったし..笑
うちも「エネルギーやパワーやオーラみたいなものは循環してる」と思います。だから 良いものが湧いてきた時、自分が良い影響やインスピレーションを受けたとき、欲張って自分だけの中に留めておこうとしちゃダメなんです 自分の場合はとくに。同じジャンルで切磋琢磨する人達の中で、自分より素晴らしい人に 劣等感を感じて「見たくない(>_<)」って思っちゃって‥見ないのもダメなーと最近特に思う。謙虚に しっかり見て、いいパワーをもらって、(悔しいし、自分が負けたので劣等感になるけど‥)もらった物を自分に取り入れて、通過させて、また 人にわけてあげる。そうやって水みたいに循環させてかなきゃ成り立たない物なんだなあって 惜しみなく出す人にほど、良いパワーは沢山入ってくる物なんだなあって最近思います~☆ ☆ ☆
Posted by エルフっち at 2012年04月25日 19:49
>エルフっちさま

初恋が小説家さんって、カッコよすぎじゃないですか!
感性って自分では意識していなくて、あっちからやってくる感覚があるんです。
日々、感性を磨いていなくても、ふっとあちらから現れる。
磨こうとすればするほど、意識が入ってきて邪魔をする。
少なくともわたしは、あっちからくるのを待っています。

欲張って自分の中だけにとどめる、そうするとそこで終わっちゃう。
それでいい人はそれでいい。自分だけの中に大事に仕舞っておくのもひとつの方法だと思います。
でも、何かこう、伝えなければ!だとか、あるいは自然にそういう行動に出る、だとかっていうのは、大事だとわたしも思います。
『受信と発信』それぞれが大事なことだと感じているから。
(どちらかというと受信専用機ですが。笑)

無理に感性を高めようだとか、磨こうだとかは、あまり好きではないので、ただありのままに生きることを心から欲しています。
仕事…となるとまた別の話ですけれどね。

↑自分磨き★が性に合わない性質ですので・・・笑
Posted by hyshys at 2012年04月26日 19:13
感性が必要な仕事とかクリエイティブな仕事をしている人が (どんなに天才的な人でも)絶対経験するものの一つに「マンネリ」とか「二番煎じ」とか絶対あると思う‥。それが好きで好きで、趣味ではなくて、仕事にするなら尚更、そういう壁にぶち当たってもひたすら作り出し続けなきゃいけない。スランプだから、 今まで泉のように自然にどんどん湧いてきたものが湧いてこなくなったからとかいって休業するわけにはいかないですもんね、仕事になったら。マンネリだの飽きただの酷評されても何しても、とにかく作り出して世間に排出し続けなきゃいけない。止まる事=引退だし。少し充電する間に自分の席はどんどん新しい人に取られていく厳しい椅子取りゲームみたいなものだと思います。クリエイティブな世界で食べてくのは。上手い人、才能のある人、資金のある人、コネを作るのが上手い人、なんていっぱいいるだろうし。でもプロの椅子は数個しかないのです。それが、感性を「商品」にして食べてくという事なんで‥。なので常に定期的に作品を出し続けようとすると、まあ、普通人間って何十個もすると、湧いてこなくなるわけです。自分だけの中からは。そこで気付く。「ああ、自分の能力なんて、所詮こんなものだったんだな。自分の中からだけだと絶対に限界がある。外から取り入れよう。取り入れた物を自分を通過かせて、出来た物を世に出そう、そうしたら自然の循環みたいに出し続けられる」って気付く。必然に迫られて、そうするしかなくなる。自分が造った言ってる作品達は、自然や他の人達からもらったエネルギーが自分という媒体を通過して出てきた産物なんだなあって謙虚になる。プリズムを通過した光みたいな感覚です。だから、自分というフィルターが濁らないように、綺麗な状態にしておきたいです。入ってきた光みたいなエネルギーが ちゃんと通過して光るようにしたいじゃないですか‥☆だから 内面を、素直に 綺麗に 敏感にしておきたいです。それが「感性を研ぎ澄ます」って事にも繋がるんじゃないかな。無理やりじゃなくていいですよね。うちもそう思います。自然な状態でキャッチできるようにただいつも内面を透き通らせとくってのが、無理なくて理想です‥☆
「仕事にしたら」の話ですよね、これは。プロアマ関係なく すばらしい感性を持ってる人は光ってますよね!その写真家さんも 写真一枚で物凄く心を打つものが撮れるなんて凄いです☆!!
Posted by エルフっち at 2012年04月26日 20:18
>エルフっちさま

もしやクリエイティブなお仕事をされているのですか?

まずわたしは、アートと経済が結び付いてほしくないという思いもあります。
でもこの現代、経済的に困窮するとアートどころではなくなります。そこに矛盾が生じます。

わたしはつくづく生まれてくる時代を間違ってしまったようです。
それでもそれなりに、この現代に合わせて生きていかなくてはいけない。

素晴らしい感性をもっている人が、経済に飲み込まれる様を見たくない。岡本太郎氏のように、お金なんかどうでもいい、と言ってのけるのが、いちばんカッコイイです。・・・でもそれも、もしかすると、お金をもっていたから出てきた言葉、持てた発想かもしれませんが・・・なんとも言えません。わたしには、分からないことが多すぎます。

無色透明の自分でいたい。意識で、理性で無理に研磨したくない。
(もちろん心が求める研磨は率先して行いますが)
ただ、それだけです。
Posted by hyshys at 2012年04月26日 20:46
 
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