灰色のまち

さて、今日はどんな言葉を考えてみようか。


これなんか、どうだ。



人生の岐路に立った時、いつも困難な方の道を選んできた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡本太郎


オレはね、何かを選択するときには、厳しい方を選ぶ。

だって、そっちの方が面白いことが待ってそうだもん。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　青島幸男



言わずと知れた、有名な方々ですが。


同じようなこと言っているな、と思うのです。　　　

わたしも、自他共に認める『困難大好き人間』なのだが、ドエムなんだと思っていた。


でも、岡本太郎氏の著書を読んで、その時学んだことがある。


あ、わたし、何事も起こらない人生が、楽しくないんだ、と。

幸せで、希望に満ち溢れて、毎日が楽しくて仕方ない、そんな人生を、望んでいないんだと。


確かに、それが理想といえば理想。

何事も大事に至らず、淡々と幸せに、生きていけたらそんな良い事はない、でしょうが。


わたしは、その人生を良しとしない。

だから、自ら困難な道へと突き進んでしまう。

自分の意思であったり、そうでなかったり。


そりゃあ生きてりゃ愚痴や不満の言葉たちも出てくるだろう。

それでも、その愚痴や不満たちから、なにを得るか。

そこがわたしにとって、いちばん重要で、欲しいモノだ。


困難と知らず、困難に巻き込まれるのはごめんだけど。

巻きこまれても、またそこで得るモノがある。


得て、何をしたいのか、何になりたいのか、どうしたいのか、そんなものは知らない。分からない。


物理的な『モノ』より、何か言葉にできない『モノ』の方が、わたしは必要だ。


それを見つけ出したいし、理解したいし、体感したいし、引き出しにそっと仕舞っておきたい。


ただそれだけのために、より困難な道へ進む。


困難を避けて通ろうとしても、同じくらいの困難がまた現れる。


困難にどれだけ立ち向かってきたか、どれだけ乗り越え、どれだけのものを得てきたか。


それが、生きる強さにもなると思う。


どんな方向だって、強さは強みだ。　どっちでもいいよ、強いなら。


弱くてもいいよ、強いなら。　そういうこと。




人生の岐路に立った時、いつも困難な方の道を選んできた。




オレはね、何かを選択するときには、厳しい方を選ぶ。

だって、そっちの方が面白いことが待ってそうだもん。




ポケットに名言を