灰色のまち

人がそれぞれ違うってことは、観点もそれぞれなわけで。


似たようであっても、同じでない。


自分の選択一つで、いとも簡単に良い人にも悪い人にもなる。


まあ、その良い人、悪い人ってのも、様々な観点から見れば、良い悪いも多様で。


そういうことを考えていると、何が悪くて、何が良いのか、分からなくなる。


これは、一種のゲシュタルト崩壊ではないかと、たまに思う。

まあ、正確にはそうでないのは分かっているのだけど、どうも分からなくなる。


何が、良い事で。何が、悪い事なのか。


余計なお世話、いらぬ心配、必要な暴言、称賛される殺人・・・


何が何だか分からない。


そういうことを、マナーだとかモラルだとかいう言葉で、簡単にひと括りにしていいものか。


分からないから、生きている。


たぶん、それが答えで、真実は死の瞬間に分かる。


あながち間違ってはいないと思うよ。