出張看病サービス
風邪をひいたみたいだ。
こんな時、かいがいしくお世話してくれる、可愛い恋人(恋人じゃなくても可)がいたら
どんなに幸せだろう、などとよからぬ考えがふと湧いてくる。
そして、妄想スタート。
色白で、目がくりっとしていて、程好く髪の毛を茶色に染めた、背の低い可愛い子が
『いいよ!ゆっくり寝てて!私が全部するから!』
なんて可愛いことを言ってくれて、キッチンに立っているのをぼーーっと見ている。
ガッチャン、ドサ!ゴトゴト・・・
何かを作ってくれているらしい。
20分ほどしたら、ベットの脇にやってきた。
トレイに乗せた、少し深めの皿からは湯気が立っていた。
『食べさせてあげる』
と、レンゲでおじやを掬い、ふうふうと息を吹き掛ける。
その口を窄めた顔が、なんとも愛おしくて、彼女の後頭部に手が伸びる。
引き寄せた彼女の表情は、目を丸くして驚いた様子。
その見開いた目が、そっと閉じていった。
・・・まあ、その後はみなさまの想像にお任せしますが。というか、何を言ってんだ、オレ。
こんなヘンタイ丸出しの妄想が止まらないのです。
なんでだろ、弱ってんのかな。
いずれにせよ、自分が限りなくレズに近いことが最近分かってきはじめていて。
レズなんて差別用語だ!などと言うんじゃないよ?
愛がこもってるからな、いいんだよ。
まあ、なんていうか、そういう彼女が欲しいと願ってやまない、小さいオッサンの戯言ですよ。
彼女ほしー、可愛い小さい彼女ほしー。
どっかにそういうサービスないのかな、出張看病みたいな、さ。
可愛くてちょっとドジな子で、小さくて柔らかい子が、一生懸命看病します!
・・・ぜったい利用する。リピ決定!なんならヘビロテしちゃいます!
アホなこと言ってないで、早く寝よう。
いったい自分は何なんだろう、もうちょっと考えてみようかな。
いや別に、なんだっていいんだけどね。
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