灰色のまち

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遠い親戚に、がん患者がいる。


抗がん剤で治療してきたものの、その道が途絶えてしまったらしい。


最初はとても落ち込んでいたらしいのだが、最近は『死』について話すようになったそうだ。


何が怖いんだろう？


なんで死ぬのが怖いんだろう？


そう問われたから、どうなるか分からないからじゃないかあ？と言うと


それだ！その先がどうなるか分からないからだし、今の環境が心配なことが多いからだ！


『自分が死んだら、残された家族はどうなるんだろう』


『私がいなくなることで、みんなに迷惑をかけてしまうんじゃないか』


彼女はそう考えているらしい。とても強い人だ。


今はとても元気で、友達とよく遊んでいる。


それを見ている旦那さんが、すこしさみしそうなくらい。


でも、この人はあと10年生きる確率なんてゼロに近い人なんだ。


たまにそれを忘れてしまう。それくらい『生きている』。  続きを読む

これからの自分に期待をしながら、どこかで諦めていた


自然に誰かと新しい関係を築いたところで、今までの時間を共にした人には敵わない


そう思っていたけれど


今までの大切な人たちと、これから大切になる人たち


比べることがおかしくて、ただわたしにとって大切な人たちになるだけなのに


今までとこれからが一緒になるだけなのに



過去や歴史にしがみついて、ぬるま湯に浸っていたのはわたしの方



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君はいつも的外れで、時々分からなくなる


まあ的は人それぞれで、こちらが狙っている的と


君が狙ってる的は全然違うものだって分かってるけど



それが少しも近くない、もしくは本当に反対側を向いているとすると


『楽しい』と共感し合えるものが少ないように感じるんだ



そうすると自然と気持ちは離れていって、いつしかお互いに自分の的を追いかけて


相手の的に興味すらなくなる、そんな日が来るような気がする  続きを読む

男になりたいわけじゃない


でも、女であるのもちょっと違う


どっちかに属さなきゃいけないんだろうか



女である身体に嫌悪感があるわけじゃない


満足もしていないけど、といったところか


性自認は…女でいいよ、というかんじ


女です！メスです！って、言いきることはできても、どこか淋しい



これを一般的に厨二病という言葉で片付けたがる人たちもいる  続きを読む

はっきり言って大嫌いだ。


短絡的で自分の都合よく事が運ばないと納得できないバカ。


優しさというものがない。おまけに、プライドが高い。


まあ、そんなものをプライドと呼ぶのもアホくさいんだが。


プライドって一体なんだ、お前のプライドってのは。


くだらなくて反吐が出る。




人生経験が豊富だからといって、必ずしもおおらかで余裕のある人間にはなれない。


僕はそれを痛感した。


いくら長く生きていても、その中で何も見聞きせず学ばない人間は、一生クズだ。


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