灰色のまち

今日、銀行へ行ったときに『ポス』を見ました。

髪切りたいなーと思っていたけど、どこへ行けばいいやら分からなかったので

美容室を物色していたら・・・。


星ヶ峯にある美容室が『ショートにする女性続々！』みたいなことが書いてあり

お！ここいいかも！と、チェックしたのですが。


美容室の名前を忘れてしまいました。


でも地図はインプットしたので、なんとかたどり着けそう。


年が明けたらすぐに行ってみようかな。



年が明ける前ではなくて、明けた後というあたりが

世間一般と緒っずれているのであろう自覚はある。


そして、わたしは

美容師さんには申し訳ないが、わたしは『前髪どうします？』だとか

『どのくらい軽くします？』とか、そういうことを聞かれるのが大嫌いです。


わたしは自分の髪質や顔の形を、一応は分かっているつもりだけど

そんな素人目線で、こんな髪型にしたい！と言っても、出来ない場合だってあるでしょう。

あるいは、その髪型にすると朝のスタイリングわっげ大変だよ？いいの？とか思う事だってあるでしょう。


言ってくれよ。

あんたの髪質ごわごわですっげークセがあるから、その髪型したら大変なことになるよ、とかさ。



プロだろ？

素人を説き伏せて、人の頭でアートして『こんな髪型思いつきもしなかったけど、似合う！』って

本人を驚かせてくれよ。


わたしはそういう美容師さんが好きだ。

提案してほしい。

何も初対面で、似合う似合わないを判断してくれと言っているのではなくて。


髪質とかびんたの形くらいは分かんだろ？

って話。



『いきなり、どんな髪型が似合うと思う？って客に聞かれても分からん』

そりゃそうだ、初対面だもんな。

でも、髪の毛触りゃ質感ぐらいは分かんだろ？



『切り抜き持って来られて、こんなにしたいって言われても髪質ちげーしできねーよ

しかもカットだけでなんて、わがままにもホドがあんだろ』

ぜひ、その切り抜きを上回る髪型をプレゼンしてみてくれ。

説き伏せて、作り上げた後の客の反応を存分に楽しむ余裕を見せてくれ。



髪を切ることができるだけが美容師じゃないだろ。

わたしはそう思う。



わたしが初めてパーマをかけようと思って行った美容室。

細部にまでこだわりがあった当時は、カウンセリングだけでだいぶ時間がかかってしまった。

それでも、嫌な顔一つせず、笑顔で一緒に悩んでくれたあの美容師さん。

カラーですらとても拘ってしまったので、その日は７時間もその美容室にいた。

それでも、出来上がった髪型は、その美容師さんが

『なんか・・・元に戻ったってかんじですね』って言ってくれるくらい、わたしにぴったりの髪型だった。


あの感動を、もう一度味わいたいんだと思う。


わたしの素人丸出しのこだわりに、最後まで付き合ってくれて、ダメなところはちゃんと言ってくれて、

出来上がった髪型の素晴らしい感動。


あの美容室、最近行ってないけれどもうあの人はいないんだろうな。


ちなみに、その感動を与えてくれた美容室は、谷山の『浪漫館』。


よし、年が明けたら髪を切ろう。